旧製品ではDiabコンパイラという名称で知られていたWind River Compilerは、業界をリードする最適化テクノロジと、今日の複雑なCPUをフル活用するために必要な柔軟性と制御機能を兼ね備えています。ウインドリバーはシリコンパートナーとの密接な関係により、新しいシリコン用に高度に最適化されたコンパイラを短いリードタイムで提供できます。そのためお客様は、コンパイラやシリコンへの投資で最大限のパフォーマンスをすぐに得ることが可能です。
Wind River Compilerは、業界で実績のあるDiabコンパイラのテクノロジをベースとしています。何千という設計、何百万ものデバイス向けに、堅牢かつコンパクトで実行速度の速いコードを生成してきた実績があります。このコンパイラが提供する優れた柔軟性と制御機能により、開発者は、要求の厳しい組込アプリケーションのニーズを満たし、それを上回るように、出力の微調整を行うことが可能です。業界で最も信頼性が高く成熟したコンパイラであるWind River Compilerは、自動車の車載システムや航空宇宙/防衛システムなど、ミッションクリティカルなアプリケーションでも広く利用されています。
利点
特長
ハードウェア サポート
歴史
利点
- より高速なコードを生成し、ソフトウェアフットプリントもより小さく
- アプリケーションの実行速度をより速くしたり、メモリの使用を最小限に抑えることが可能
- ハードウェア要件を最小化することで、部品(BOM)コストを削減
- 市場投入までの時間を短縮しリスクを低減。開発者は、意欲的なパフォーマンス目標を達成するために土壇場になってコードの微調整を行う必要がなくなる
- オプションとビルド特性の柔軟性と制御
- 固有制約に合わせてビルドオプションのカスタマイズが可能
- アプリケーションとデバイスの特定要件に適合させるため、コンパイラの出力内容を制御
- どのようなビルド環境にも容易に組込可能
- 多種多彩なプロセッサアーキテクチャに対応し、ひとつのコンパイラを多数のプロジェクトで利用可能
- 信頼性と安定性が高く、成熟したコード生成テクノロジ
- 製品品質を向上させ、ミッションクリティカルなアプリケーションを20年以上にわたって配備
- 突発的な故障のリスクやダウンタイムのコストを低減
- POSIX PSE52規格準拠の認証取得
- 業界最新規格への準拠を保証
- 最新のANSIおよびISO規格に準拠
- 他のEABI準拠コンパイラと相互運用可能なコードを生成
- ほぼすべてのデバッガを利用可能(ELF/DWARF互換)
- 柔軟なビジネスモデル
- ターゲットアーキテクチャ毎の永久ライセンス、または全ターゲットアーキテクチャを対象とする年間ライセンス契約を提供
- 優れた対応と豊富な知識を持つサポートと専門サービス
- サポート標準の認定を得たカスタマーサポートでプロジェクトのリスクを低減
- カスタマイズされたコンパイラに対して長期サポートを提供
特長
- スピード/サイズの最適化を選択可能
- 規格への厳密な準拠:最新のANSI C++、ANSI C、および比較的古い規格(Kernighan and Ritchie、System V.3 UNIX)、Embedded Application Binary Interface(EABI)
- Cとアセンブリを混在させるための柔軟性のあるASMマクロ
- 特殊目的の命令セットのためのコンパイラ組込関数
- プログラム全体の最適化
- プロファイル主導、アプリケーション別の最適化
- 割込処理が容易
- 多数のデバッグオプション
- 位置独立コード(PIC)および位置独立データ(PID)
- volatileキーワード、すなわちメモリの値をすべてボラタイルに
- 構造体の形式の制御(パックまたはバイトスワップ)
- Cおよびアセンブラからの絶対アドレス指定
- メモリマッピングのための多彩なリンクコマンド言語
- PROMに適したコードの生成機能
- 多数のオブジェクトモジュールフォーマット(ELF、COFF、IEEE-695、S-Records)をサポート
- リンク時lintチェッカ
- ランタイムエラーチェッカ
- 命令セットシミュレーション
- オブジェクトファイルの変換とアーカイブ(ddump)
ターゲット アーキテクチャ サポート
- PowerPC
- Freescale e200, e300, e500, e600, 603e, G2, G4
- AMCC PPC 4xx
- Altivec, VLE, and SPE instruction sets
- ColdFire
- MCF51xx, MCF52xx, MCF53xx, MCF54xx
- ARM
- ARM7, ARM9, ARM11, and Cortex
- Renesas SuperH
- SH-1, SH-2, SH-2A, SH-3, SH-4, SH-4A
- MIPS
- Intel/Marvell XScale
- IXP4xx, IXP2xxx, IOP3xx, PXA2xx/3xx
- MCORE
- TriCore
- Renesas M32R
- Motorola 68K
- Intel Architecture/Pentium
- SPARC, SPARClite
最新の対応ターゲットについては、ウインドリバーにお問い合わせください。
Wind River Compilerの歴史
Wind River Compilerには豊かな歴史があり、ミッションクリティカルな製品での使用に適した安定かつ成熟した製品へと進化しています。このコンパイラは、現在ウインドリバーのCTOであるTomas Evensenがスウェーデンのコンピュータ技術・製造会社であるDataindustrier ABに在職中の1980年代に開発したものです。当時はDiabコンパイラと呼ばれ、組込デバイス用として急速に採用されました。ウインドリバーはDiabコンパイラのテクノロジを2000年に取得、製品名をWind River Compilerに変更し、引き続き保守、改良、強化し続けています。今日、Wind River Compilerは、メモリフットプリントが小さく、極めて高速に動作し、高度に最適化されたコードを生成できるという点で高い評価を得ています。高性能でミッションクリティカルな製品を設計し構築する企業にとって、開発環境に不可欠なコンポネントです。